引っ越し先でのエアコン取り付けに迷わない!選び方・取り付け工事・事前確認のポイント2026.03.16
引っ越しを控えている皆様、新居でのエアコン取り付けについてお悩みではありませんか?この記事では、引っ越し先でエアコンを新規取り付けする際に知っておくべき情報を、専門知識がない方にもわかりやすく解説します。
引っ越し先でのエアコンの選び方と購入方法

今時エアコンなしで生活する方は少数派でしょう。新居にエアコンがない場合には、引っ越しに合わせてエアコンの取り付けが必要です。まずは、新しく設置するエアコンの選び方から見ていきましょう。
部屋の広さに合った能力を選ぶ
エアコン選びで最も重要なのは、部屋の広さに合った能力を選ぶことです。引っ越しを予定している場合は、下見などの機会に上記のしっかりと確認しておきましょう。間取り図の広さだけから判断すると、意外な見落としによって能力が足りなかったという結果にもなりかねません。
カタログには「6畳用」「8畳用」といった畳数表示がありますが、木造住宅と鉄筋コンクリート造では必要な能力が異なります。例えば「冷房6〜9畳」という表示は、木造なら6畳、鉄筋コンクリートなら9畳まで対応できるという意味です。また、以下のようなポイントを押さえておくとよいでしょう。
- 南向きで日当たりが良い部屋は1ランク上の能力を
- 最上階や角部屋は余裕を持った能力がおすすめ
- LDKの場合は調理の熱を考慮して1〜2ランク上を選択
迷った場合は、少し大きめの能力を選びましょう。能力不足だと真夏や真冬に快適な温度にならず、電気代も高くなります。
機能とグレードの選択
エアコンには、基本的な冷暖房機能を備え、操作もシンプルなスタンダートなタイプと、自動清掃機能、空気清浄機能、スマホ操作機能などが搭載した高機能モデルがあります。
機能の違いやグレードのラインナップはメーカーにより様々です。カタログなどを参考に自分の生活にあった機種を選択するようにしましょう。
また、省エネ性能を比較する際は「APF(通年エネルギー消費効率)」を確認しましょう。この数値が大きいほど電気代を節約できます。省エネ性能の高い機種は価格も高い傾向がありますが、電気代削減などによって長期的なメリットがあります。
エアコンの購入・取り付け工事の依頼先
エアコンの購入先には、家電量販店や地域の電気店、インターネットなどがあります。それぞれメリットが異なるので、重視したいポイントを決めておきましょう。
最近はインターネット通販が便利と思われがちですが、エアコンの場合は取り付け工事も必要で直接打ち合わせができない点は大きなデメリット。場合によってはエアコン本体だけを購入し取り付け工事は別途依頼しなければいけないショップもあります。
家電量販店は地域の電気店よりも安価に購入できる傾向にありますが、融通が利かないところもあるようです。地域の電気店は小規模な店舗ならでは小回りとアフターケアに期待できるところが多いでしょう。
エアコンの購入時期
購入時期も重要なポイントです。エアコンが最も安く購入できるのは10月〜11月のモデルチェンジ時期です。旧モデルが30〜50%値引きされることもあります。一方、3月〜4月、7月〜8月の繁忙期は価格が高く、工事予約も取りにくくなります。
とはいえ、引っ越しに合わせて購入するとなると購入時期はある程度限定されるでしょう。もし、春や夏に引っ越し予定なら、1〜2ヶ月前に購入しておくなどの工夫も考えられます。
エアコン取り付け工事の基礎知識
エアコンの取り付けには工事が必要です。慌ただしい引っ越し中にスムーズに取り付け工事ができるように基本的な内容を抑えておきましょう。
エアコンの取り付け工事の内容
エアコンの取り付け工事の流れはざっくりと以下の通りです。
- 室内機を付ける位置を決めて、壁に金具(据付板)を取り付け、室内機本体を掛ける
- 壁に穴を開けるか既存の穴を使って、冷媒配管・ドレンホース・電線を外へ通し、室外機と配管・配線を接続する
- 室外機をベランダや地面などに設置し、配管内部の空気や湿気を抜く「真空引き」を行う
- 電源やアースをつなぎ、運転テストをして冷暖房がきちんと効くか確認して完了
この他、エアコン用のコンセントがない場合はコンセントを設置するなど、追加の工事が必要となるケースもあります。
エアコン取り付け工事の標準工事に含まれる内容
家電量販店などでエアコンの取り付け工事を依頼する場合には「標準工事」と呼ばれるベースの工事があります。一般的に標準工事には以下が含まれています。
- 室内機・室外機の設置
- 室内機・室外機の冷媒管・配線の接続(4メートル程度まで)
- 真空引き作業(配管内の空気・水分除去)
- 試運転
標準工事のみで追加工事がなければ1~2時間程度で完了です。これ以外の作業が必要な場合は追加工事として別途費用を請求されます。
取り付け工事で追加工事が必要になるケース
標準工事は、最も条件がよく簡単にエアコンが設置できる状況を想定したものです。そのため、状況によって様々な追加工事が必要となるケースがあります。
- 配管延長:室外機の設置場所が遠いと標準の長さで足りなくなる
- 壁穴あけ:エアコン用の配管を通す穴がない場合には穴あけが必要
- コンセント設置:コンセントがない場合はコンセントの設置及び分電盤からの配線が必要
- 室外機の特殊な設置:屋根に置く場合や天井や壁に固定する場合など
追加工事が複数必要になると、標準工事費と合わせて工事費だけで50,000円以上かかることもあります。また、事前に工事内容がわかっていないと、工事当日になって施工ができないということもあるので注意しましょう。
エアコン取り付け前の確認事項
上で説明した通り、エアコン取り付け工事の内容は、設置場所の状況によって変わってきます。事前に確認せずに標準工事のみで依頼すると、いざ工事の当日に設置ができなかったり、思わぬ追加費用が発生したりします。
そのため、エアコン取り付け工事を依頼する場合は、事前確認が重要です。特に引っ越しに伴ってエアコンを取り付ける場合は、気軽に新居の確認ができないこともあるため、下見などの際に確認できるように、あらかじめ確認事項を抑えておきましょう。
設置場所の確認
エアコンを取り付ける場合、以下の項目は事前に確認をしておきましょう。
- エアコン専用コンセントの有無と位置
- 室外機設置スペースの確保
- 配管を通す穴の有無
- 壁の強度が室内機を支えられるか
- 室内機と室外機の距離
エアコンを取り付けるには、室内機と室外機をセットで設置する必要があります。「この部屋にエアコンが欲しいな」と室内機の場所は決めても、室外機の設置場所を確認していなかったということがあるので注意しましょう。
室内機と室外機の距離によって、必要な配管の長さが変わります。標準工事に含まれているのは一般的に4メートル程度です。また、延長する場合も長すぎると対応できないことがあります。
電気容量と使用電圧の確認
エアコンの取り付けでは、電源の確認も重要です。取り付けを依頼する際に必ずと言ってよいほど確認されるのでしっかりと確認しておきましょう。
- 購入予定のエアコンの電圧とコンセントの電圧があっているか
- ブレーカーの契約アンペア数
- エアコン専用回路・コンセントの有無
エアコンをつけるとブレーカーが落ちるといるというのは、よくあるトラブルのひとつです。電力会社との契約によって使用できる容量が決まっているため、使いすぎにより電気が止まってしまいます。また、家庭用のコンセントの多くは100Vですが、大型のエアコンでは200Vの製品もあるため注意が必要です。
エアコン専用コンセントは、単に設置場所の近くにコンセントがあればよいわけでなく、分電盤から専用のケーブルで配線されている必要があります。賃貸住宅なら大家さんや管理会社に確認しておくとよいでしょう。
賃貸物件の注意点
賃貸物件では、取り付け工事を行う前に許可が必要なケースがあります。以下の項目を大家さん・管理会社に確認し、できれば書面で記録を残すようにしましょう。
- 壁に穴を開けてよいか確認
- 退去時にエアコンを残すか、撤去が必要か
- エアコンを撤去する場合は原状回復義務の範囲を明確にする
これらを確認せずに工事を行うと、退去時に予想外の費用を請求されることになりかねません。後々トラブルにならないよう、面倒でもしっかりと確認しておくことが大切です
取り付け工事の流れ

最後に一般的な取り付け工事の流れを説明します。状況や依頼する業者によって変わってくることもあるので、業者に問い合わせた際に、正式な流れを確認しておくとよいでしょう。
工事の予約タイミング
エアコン取り付け工事の予約は、引っ越し日の少なくとも2〜3週間前には行いましょう。6月~8月の繁忙期では1〜2ヶ月前の予約が必要なこともあります。
引っ越しに伴う設置では、新居の鍵受け取りや引っ越し作業の日程と調整も必要です。春秋の過ごしやすい時期なら問題ありませんが、真夏に新居での生活にエアコンがないとなると熱中症の心配もあります。
引っ越し直後からエアコンを使いたい場合は、しっかりと打ち合わせをして段取りを決めておきましょう。
工事当日の準備
エアコン取り付け工事の当日は、スムーズに設置ができるように以下の準備をしておくことをおすすめします。
- 室内機の設置場所周辺を片付け
- 室外機設置場所の確保
- 業者の駐車スペース確保
最近のエアコンは省エネ化・高性能化の影響で非常に重くなっており、設置場所の近くまで車両で運んでくる必要があります。そのため、取り付け工事中に家の前などに車両を止めておけるか確認しておくとトラブルになりません。
工事完了後のチェック
エアコンの取り付け工事が終わったら、後々トラブルにならないように自分でも最低限の確認をしておくことをおすすめします。
- 冷暖房が正常に作動するか
- 異音や振動がないか
- ドレンホース(排水管)が適切に処理されているか
- 保証書・説明書の受け取り
- リモコンの動作確認
特に、冷房運転時に出る水が屋外のドレンホースからスムーズに排水されているか確認しておくことは重要です。室内機の勾配がうまく取れていないと、室内側から水が漏れてきて壁を傷めることがあります。
事前の準備で引っ越し先でのエアコン取り付けをスムーズに!
引っ越し先でのエアコン取り付けは、計画的に進めることが重要です。適切なエアコンの選択、設置場所の事前確認、信頼できる業者への依頼を丁寧に進めることで、トラブルなく快適な新生活をスタートできます。
コバデンでは、エアコンの販売から取り付け工事まで一貫してサポートいたします。豊富な経験を持つ電気工事士が、お客様の住宅に最適な提案と丁寧な施工をお約束します。お気軽にご相談ください。











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