【隠蔽配管】エアコンが壊れる前に交換を!!(2021/9/21追記しました!)

デザイナーズマンションや凝った作りの住宅に多いのが、エアコンの隠蔽配管です。


隠蔽配管のメリットは家の新築工事や改築工事中にエアコンの室内機側から、室外機まで壁の中を通して行くので、外から見ると、見映えがとても良いです。


ただ、デメリットもあります。


① きちんと冷媒配管やドレン配管を保温されていないと、壁の中がカビだらけになってしまう。


② エアコンのリニューアル時に取付出来ない機種がある(畳数が大幅に変わる場合、ダイキンのうるさらや埃を外に排出する機種)


③ R22冷媒のエアコンの場合、エアコンが正常に運転が出来なくなってしまうと、配管が再使用出来ない、もしくは配管洗浄を行わなければならない。


④室内機と室外機の連絡線が短い場合、ご希望の機種が取り付けられない場合がある。

(2021/9/21追記。)↓こちらのブログで詳しく解説しております。
エアコンの隠蔽配管のケーブルの延長について。【対応します】



①に関しては最初にエアコン工事を行ったエアコン業者がしっかりと工事をしていてくれれば大丈夫です。


②については、取り付けられる機種は限定されますが、最適な機種を、選択すれば問題ありません。


注意すべき点は③についてです。

既存配管を再利用する場合には、エアコンを正常に冷房運転出来る事が重要です。


エアコンを交換する際ポンプダウン運転(冷媒ガスを室外機に戻す運転)をしますが、その為には冷房運転を行いながら回収をします。


家電メーカーからの指示では、隠蔽配管にはポンプダウン、ポンプダウンを!と耳にタコですよ(>ω<)


では、エアコンの故障等でポンプダウンが出来ない場合はどうしたらいいか?



それは、配管洗浄です。

配管洗浄と言っても、種類があります。


・配管内部を専用の薬剤で洗い流す。


この方法はエアコン業者にとっては定番ですが、薬剤の残りカスが取り切れない場合があります。

この残りカスが不純物となって、エアコンの寿命を縮めるとも言われております。



では、一体どうしたらいいのか?



弊社で取り扱って大好評を頂いております工事はこちらです。

・冷媒再生装置を使用した冷媒共洗い洗浄


今まで配管の中で使っていたガスを循環させ、汚れたガスを綺麗に再生して、また循環させる。

その運転を繰り返す事で配管が綺麗に洗浄されます。

今まで使っていたガスなので、残りカスなんて存在しません。

綺麗にピカピカになります!


(以下作業手順を追記致します。2021/9/21)

1.予めエアコンのガスを回収ボンベに回収します。


2.エアコンの室外機を取り外し、配管同士バイパスさせる。


3.ここまでの用意で1時間程度掛かります。

洗浄作業開始!

説明書上、洗浄作業は15分位で終わりますが、実際は季節によって大分所要時間が変わります。

その理由は、エアコンのガスは熱膨張を起こすので、真夏日に回収すると、圧力が高くなりすぎてしまい、ボンベにガスを戻せなくなります。

その場合、時間のロスが2時間〜3時間位掛かる事があります。

なるべくボンベを日陰に置いて、ホース等で水を掛けて温度を下げます。。


4.エアコン取付

エアコン取付で1時間程度掛かるので、暑い時期ですと、合計4時間〜5時間掛かる計算ですね。


ちなみに配管洗浄に掛かる料金は税別¥32000〜で出来ます。

(機器設置費別途)


もしどうしても、既存の配管を再利用しなければならない場合、エアコンのポンプダウンは出来ないがどうしたらいいか?という場合にオススメのご紹介でした。



一番良いのは、ポンプダウンが出来る内にエアコンを交換する事がオススメです。