NEWS新着情報

引っ越し先にエアコンを移設したい!メリット・デメリットと判断のポイント2026.03.16

引っ越しが決まったとき、意外と悩むのがエアコンの扱いです。「今使っているエアコンを新居に持っていくべきか、それとも新しく買い替えた方がいいのか」と迷われる方も多いのではないでしょうか。エアコンの移設には費用がかかりますし、場合によっては新品を購入した方がお得なこともあります。

この記事では、エアコン移設のメリット・デメリットから、移設がおすすめの場合とそうでない場合、さらに新居で事前に確認しておくべきポイントまで、分かりやすく解説します。これから引っ越しを控えている方は、ぜひ参考にしてください。


エアコン移設とは?基本の流れを知っておこう

エアコンの移設には大きく分けて二つの工程があります。まず旧居でのエアコン本体と室外機の取り外しです。この時の注意点として冷媒ガスを確実に回収する必要があります。次に新居で配管工事を行い、エアコン本体と室外機を設置し、必要に応じて冷媒ガスを充填します。

一般的な工事の所要時間は、取り外しが1〜2時間、取り付けが2〜3時間程度です。ただし、配管の延長や追加工事が必要な場合は、さらに時間がかかることもあります。

移設工事を依頼できるのは、引っ越し業者のオプションサービス、街の電気店、エアコン専門の工事業者などです。それぞれに特徴があり、引っ越し業者は引っ越しと一緒に手配できる便利さが、電気店は地域密着でアフターサービスが充実している安心感が、専門業者は技術力の高さがメリットといえます。

引っ越し先にエアコンを移設するメリット

エアコン移設の最大のメリットは、新品を購入するよりも費用を抑えられる点でしょう。標準的な移設工事の費用相場は、取り外しと取り付けを合わせて15,000円〜30,000円程度です。一方、新しいエアコンを購入すると、本体価格だけで50,000円〜150,000円程度かかり、さらに取り付け工事費が必要になります。比較的新しいエアコンであれば、移設した方が大幅にコストを抑えられるでしょう。

 移設の場合新品購入の場合
本体価格0円50,000~150,000円
工事価格15,000~30,000円20,000円
合計15,000~30,000円70,000~170,000円

上記は簡単な価格比較です。移設の場合は本体を購入する費用がかからないので圧倒的に安価に済むことがわかります。

ただし、上記の価格はあくまで参考値です。購入するエアコン本体や工事の条件によって大きく変動します。特に追加工事が必要になると費用は大きくアップすることもあるので注意してください。それでも、多くの場合は移設の方が新品購入より経済的です。

また、すでに使い慣れたエアコンであれば、操作方法やリモコンの使い方を覚え直す必要がありません。温度設定の感覚や、タイマー機能の使い方など、日常的な使い勝手をそのまま新居でも継続できるのは、地味ながら大きなメリットです。

引っ越し先にエアコンを移設する3つのデメリット

引っ越し先へのエアコンの移設は、費用面で大きなメリットがあります。一方で、様々なデメリットも存在するため、メリットとデメリットを比較して検討するようにしましょう。

移設費用がかかる

引っ越し先へのエアコンの移設には必ず費用が発生します。新居の状況によっては追加工事が必要になり、移設費用が想定以上に膨らんでしまうことも少なくありません。

事前に専門業者などとよく相談して、移設にかかる費用を確認しておくことが重要です。

故障リスクがある

エアコンの移設作業では、取り外しと取り付けの過程で機器に負担がかかります。特に配管の接続部分や冷媒ガスの扱いは繊細な作業で、万が一不備があるとガス漏れや冷えない、暖まらないといったトラブルにつながります。また、移設作業中に本体や室外機に傷がついたり、内部の部品が破損したりする可能性もゼロではありません。

特に購入から年数が経過している古い機種は、もともと部品の劣化が進んでいるため、移設の振動や作業が引き金となって故障するリスクが高くなります。移設後すぐに故障してしまい、結局買い替えることになったという例も少なくありません。

また、移設後に故障するとメーカー保証や購入した家電量販店などの長期保証を受けられないケースもあるため注意が必要です。

省エネ性能の問題

エアコンの省エネ性能は年々向上しています。10年前のエアコンと最新のエアコンでは、電気代に大きな差が出ることがあります。例えば、10年以上前の機種と最新機種を比較すると、年間の電気代で数千円から1万円以上の差が出ることも珍しくありません。

移設費用を節約できても、長期的に見ると電気代の差で結局は損をしてしまう可能性があります。特に毎日長時間エアコンを使うご家庭では、省エネ性能の差は無視できない要素です。

また、最新のエアコンには空気清浄機能や自動お掃除機能など、便利な機能が充実しているため、使い勝手の面でも差を感じることがあるでしょう。

引っ越し先へのエアコン移設がおすすめの場合

エアコンを移設した方がよいのか、新しく買い替えた方がよいのか、判断に迷う方も多いでしょう。ここでは、移設がおすすめのケースをご紹介します。

  • 購入後3〜5年以内の比較的新しいエアコン
    まだ省エネ性能も現役世代に近く、故障リスクも低いため、移設後も数年は安心して使い続けられる可能性が高い
  • 高性能・高価格帯のエアコン
    購入時に10万円以上した機種であれば、移設費用が3万円かかっても新品購入より大幅に経済的
  • 特殊な機能が必要な場合
    高性能な空気清浄機能や自動お掃除機能など、生活に欠かせない機能がある場合
  • 旧居と新居の部屋の広さが同程度の場合
    エアコンの対応畳数が新居の部屋に合っていれば、性能面でも問題なく使い続けられる

購入してから3〜5年以内のエアコンであれば、移設を検討する価値は十分にあります。まだ省エネ性能も現役世代に近く、電気代の面でも大きく不利になることはありません。また、故障のリスクも比較的低く、移設後も数年は安心して使い続けられる可能性が高いでしょう。

購入時に10万円以上するような高性能・高価格帯のエアコンであれば、多少年数が経過していても移設を検討する価値があります。こうした機種は基本性能が高く、耐久性も優れていることが多いため、適切にメンテナンスされていれば長く使えます。

また、新居の部屋の広さが旧居と同程度、または少し狭い程度であれば、エアコンの性能が不足するといった問題もありません。ただし、部屋の向きや窓の大きさ、断熱性能によっても必要な能力は変わってくるため、総合的に判断することが大切です。

移設しない方がよい場合

逆に、移設を避けて新品を購入した方がよいケースもあります。以下のような場合は、買い替えを検討することをおすすめします。

  • 購入後10年以上経過している
    耐用年数を超えており、移設の振動で故障するリスクが高い。省エネ性能も低く電気代が高くつく
  • エアコンの調子が既に悪い
    冷えが悪い、異音、水漏れなどの不調がある場合は、移設してもすぐに修理や買い替えが必要になる可能性大
  • 新居の部屋が大幅に広くなる
    能力不足でフル稼働し続けることになり、電気代が余計にかかる上に故障リスクも高まる
  • 移設費用が新品購入の半額以上になる
    追加工事が多く5万円を超える場合は、新品購入の方が最新機能や保証も受けられて合理的

一般的にエアコンの耐用年数は10年程度とされています。10年以上使用しているエアコンは、見た目には問題なくても内部の部品が劣化しており、移設の振動や作業が原因で故障するリスクが高くなります。もちろん、年数が短くてもすでに調子が悪い場合も同様に移設はおすすめできません。

また、部屋の広さが大幅に変わる場合も移設はあきらめた方がよいでしょう。能力不足のエアコンを使うと、設定温度まで冷えない・暖まらないだけでなく、電気代が余計にかかってしまいます。

見積もりを取った結果、追加工事が多く必要で移設費用が5万円を超えるような場合は、新品購入を検討した方がよいでしょう。特にエアコンの購入価格がもともと安価なモデルだった場合、移設費用の方が高くつくこともあります。


新居で事前に確認しておくべきこと

引っ越し先へのエアコン移設を決める前に、新居の状況をしっかり確認しておくことが大切です。確認不足で追加工事が必要になったり、最悪の場合は移設自体ができないこともあります。

設置場所の確認

まず、エアコンを使用したい部屋を確認しましょう。室内機を設置する場所があるか、壁の強度は十分か確認しておきます。

室外機を置くスペースがあるかも重要なポイントです。ベランダやバルコニーに十分な設置スペースがあるか、または外壁に取り付けるための金具を設置できるかを確認しましょう。マンションやアパートの場合、室外機の置き場所が指定されていることもあります。

また、配管を通す穴の有無も確認してください。ない場合は新たに穴を開ける工事が必要になり、追加費用がかかります。

コンセントの確認

専用のコンセントがない場合はコンセントの設置も必要になります。古い住宅では壁の上の方にコンセントが付いていても、専用回路になっていないため使用できないケースがあるため注意しましょう。

コンセントの形状も重要で、100V用と200V用では形が異なります。今お使いのエアコンの電圧と新居のコンセントが合っているか確認が必要です。

部屋の広さと能力のマッチング

エアコンのカタログには「冷房8〜12畳」のように対応畳数が記載されています。この数字は、木造住宅の場合と鉄筋コンクリート造の場合で異なり、「冷房8〜12畳」という表記は「木造8畳、鉄筋12畳」を意味しています。新居の構造と部屋の広さを確認し、今のエアコンで対応できるかチェックしましょう。

また、部屋の条件によって必要な能力は変わります。南向きで日当たりが良い部屋、窓が大きい部屋、最上階の部屋などは、同じ広さでもより高い能力が必要になります。断熱性能が低い古い建物も同様です。新居の条件を総合的に考えて判断することが大切です。

管理規約の確認

マンションやアパートなどの集合住宅に引っ越す場合は、管理規約を必ず確認しましょう。室外機の設置場所について制限がある場合が多く、指定された場所以外には置けないことがあります。

美観を保つため、配管を専用の配管カバーで覆うことが義務付けられていたり、壁に新たに穴を開けることが禁止されている場合もあるため、事前に確認が必要です。

追加工事の必要性

新居の状況によって、どのような追加工事が必要になるか事前に把握しておくと、予算を立てやすくなります。

  • 室内機と室外機の距離が離れている場合の配管延長
  • 壁の穴あけ工事
  • コンセント設置工事・コンセント取替、電圧切替工事
  • 化粧カバーの取り付け
  • 室外機の屋根置屋や吊り金具を使用した設置

配管は短い方がエアコンの効率が良いのですが、建物の構造上、長くなってしまうこともあります。壁に穴を開ける工事が必要な場合、賃貸物件では大家さんや管理会社の許可が必要です。穴あけができない場合は、窓パネルを使って配管を通す方法もありますが、窓の開閉に制限が出ることがあります。

配管を外から見えないようにする化粧カバーの取り付けも、見た目を気にする方は検討する価値があります。特に配管が長くなる場合や、人目につきやすい場所を通す場合は、化粧カバーをつけた方がすっきりします。

引っ越し先へのエアコン移設はデメリットを考慮して決めよう

引っ越し先へのエアコン移設を検討する際は、デメリットやリスクをしっかりと考慮して決めることが大切です。引っ越しの初期費用を安く抑えたつもりでも、後からすぐに買い替えになっては意味がありません。

判断に迷ったときは、専門家に相談することをおすすめします。お使いのエアコンの状態や新居の条件を総合的に見て、移設と買い替えのどちらが適しているかアドバイスをもらえます。コバデンでも、エアコンの移設や新規取り付けのご相談を承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

引っ越しは新しい生活のスタートです。エアコンも最適な選択をして、快適な新生活を始めましょう。



080-5513-9759
アイコンお問い合わせ