【アンテナブースター】経年劣化の例

このブログを見て頂きありがとうございます。

今回のご依頼は、

「朝仕事に行く前にテレビを観る事が出来ていたが、帰宅後テレビを付けたら、テレビが地デジとBS共に映らなかった」

との事。

この時点で疑うのは、ブースターの電源が入っているかです。

こちらの写真がこの度取り外ししたブースターの電源部です。

こちらのコンセントが抜けているだけで、家中のテレビは映りません。

電源部はブースター1個に付き必ず1個は付いています。

写真の左側がブースター本体で、右側の電源部で宅内を経由して電源を送る訳です。

お伺いしたお宅では浴室内の天井裏に設置してありました。

確認したところ、コンセントは刺さっていました。


この時点で、解ったことはブースターに電源は行っているが、映らないという事です。


ここで初めて外部足場を用いて、屋根部のアンテナとブースターの点検に入ります。

一番上に取り付いているアンテナは地デジ導入前に使用しておられたVHFのアンテナです。現在は使用していない必要の無い物です。


さて、ブースターを確認してみます。

ブースターの上の部分が劣化して粉々になってしまっていますね。

これだと、ブースター上部から雨水が入り込み、電源部から送られて来る電源が内部でショートしてしまいます。

又、下側に繋がっているケーブルに水が浸透していました。

外部に取付してあるアンテナやブースターやケーブルは必ず壊れます。

寿命は8年〜15年(20年持ったケースも有り)といった所でしょうか。


今回は壊れてしまったUHF/BS/4K対応ブースターに交換で5万円程掛かりました。

水の浸透したケーブルはサービスで交換させて頂きました。

今回交換していないアンテナやケーブルに関しては、なるべく長く使って頂きたいので、壊れてから交換するとの事で作業終了です。


外部にあるものは必ず壊れます。

当社はなるべく、外部に設備を設けるアンテナ工事ではなく、ケーブルテレビやNTTのフレッツTV等をお勧めしています。(そうは言ってもやはりアンテナ人口はとても多いです。)

その方がアンテナが倒れたり、雷が落ちたり、瓦が壊れてしまったり、傾斜がある屋根の工事には足場が必要だったりと、様々なトラブルが減りますね。

ご新築のお客様で、アンテナ工事をするか、ケーブルテレビ等を悩んでいる方いますが、同様です。

利用料金が安いのはフレッツTVです。

気になる方は検討してみては如何でしょうか。


ここまで読んで頂きありがとうございました。