電気自動車を家で充電!電気代の目安と節約法を徹底解説

電気自動車を購入する際に気になるのが「充電にかかる電気代」ではないでしょうか。自分の家での充電できるのは電気自動車の大きなメリット。しかし、どれくらい電気代がかかるかわからないと不安になる方も多いでしょう。


弊社でも充電設備の設置を行っていますが、お客様から電気代の相談を受けることがあります。この記事では、家で電気自動車を充電する際の電気代の目安や節約方法について解説します。


電気自動車の充電にかかる電気代の概算


電気自動車は、テレビや冷蔵庫といった一般的な家電製品などに比べて、非常に大きな電力が必要です。しかし、自動車の燃料として考えるとガソリンよりも安価です。まずは一般的な電気代の概算を説明します。


家で充電する場合の電気代はどのくらい?


電気自動車を家で充電する場合の電気代は「電力量(kWh)×電気料金単価(円/kWh)」で計算できます。

例えば、バッテリー容量40kWhの電気自動車をフル充電する場合を計算してみると、1回あたり約1,400円必要です。


  ● 電気料金単価:31円/kWh

  ● 充電効率を考慮:約90%(10%は熱などで損失)

  ● 実際に必要な電力量:40kWh÷0.9=約44.4kWh

  ● 充電にかかる電気代:44.4kWh×31円/kWh=1376.4円


実際には、毎回フル充電するわけではなく、残量に応じた充電を行うため、1回あたりの充電コストはこれより低くなります。一般的な使用パターンでは、1日の走行距離は約30〜40kmでしょう。この場合の消費電力量は約5kWh程度で充電コストは約170円になります。


  ● 5kWh×31円/kWh÷0.9=約172.2円


このような使い方で毎日充電した場合、電気代は約6~7万円程度と考えられます。たまに遠出しても10万円を超えるユーザーは稀でしょう。


充電ステーション利用時の料金目安


外出先での充電ステーション利用時の料金は、サービス提供者や場所によって異なります。

充電ステーションには、施設の利用者向けに無料で提供されているものもあります。また、有料の充電ステーションでも、様々な料金体系があります。一般的に普通充電より急速充電の方が料金は高い傾向です。


また、会員となって月額を支払う代わりに1回あたりの使用料が無料又は安価になる充電ステーションもあります。


各種充電方法におけるコスト・メリット比較


電気自動車の充電には、家で充電する方法と外部の充電ステーションを利用する方法があります。


家充電と外部充電のコスト差


家で充電する場合と比較すると、充電ステーションでの充電は高い傾向があります。


一例として、バッテリー容量40kWhの電気自動車を急速充電で80%(32kWh)充電する場合を考えてみましょう。急速充電の料金が1分40円だとすると、1回の費用は1,600円です。


  ● 充電時間:約40分(50kW充電の場合)

  ● 料金:40円/分×40分=1,600円

同じ量を家で充電した場合の電気代は、約1,100円です。

  ● 32kWh×31円/kWh÷0.9=1102.2円


家で充電する場合と比較すると、充電ステーションでの充電は高い傾向があります。特に急速充電の場合は1.5倍以上になることも珍しくありません。ただし、無料充電ステーションを利用できれば、コストを抑えることも可能です。


充電スタイルによるメリット・デメリット


家での充電と充電ステーションの利用では、コスト以外にも様々なメリット・デメリットがあります。

普段の通勤や買い物などの日常利用では家で充電を基本とし、長距離ドライブなど遠出する場合に充電ステーションを利用するという組み合わせが、コスト面でも利便性でも優れていると言えるでしょう。


家でお得に電気自動車を充電するポイント

電気自動車を充電するコストは、様々な要因で変動します。特に電力会社との契約プランは影響が大きいため、電気自動車を充電する場合はしっかりと検討しましょう。


電力会社の契約プラン


電力自由化によって新電力と呼ばれる電力会社が登場し、様々な特徴を持ったプランを提供しています。電気自動車を所有する場合、電力契約プランの選択が電気代に大きく影響します。お得に充電するためにどのようなプランがあるかを紹介しますので参考にしてください。


従量電灯B・C(標準プラン)


従量電灯は一般的な家庭向けプランです。現在は電力自由化によって様々な契約プランが登場していますが、以前は他にプランがなかったため、昔からの契約を見直していない方は従量電灯で契約しているケースが多いでしょう。


従量電灯では使用量に応じて単価が変動する三段階料金制となっており、たくさん使うほど単価が高くなる仕組みです。電気自動車は使用電力が大きいため、高い第3段階料金になる可能性が高くなります。


従量電灯は一般的にもお得とはいいがたいため、他の契約プランへの切り替えをおすすめします。


時間帯別料金プラン


各電力会社では、夜間の電気代が大幅に割引される代わりに、日中の電気代が若干高くなるプランを設定しています。


電気自動車を家で充電する場合、使用しない夜間に充電する家庭が多いため、夜間の電気代が安いプランにすると電気代が安くなります。


電力使用量が多い場合にお得なプラン


昔からある標準プランでは、電気を使えば使うほど単価が高くなる仕組みです。一方で、電力自由化で登場した新プランには、電力使用量が多いほどお得なプランが多く存在しています。

電気自動車は大きな電力を必要とするため、電力使用量が多いほどお得なプランに変えるだけでも電気代が安くなる可能性が高いと言えます。


電気自動車向けプラン


最近では電気自動車の充電に特化したプランを提供している新電力もあります。


例えば、電気自動車の充電に使用する電力だけ単価が安いプランや、基本料金が高い代わりに充電し放題というプランもあります。このようなプランが契約できれば非常にお得です。


どのようなプランで契約ができるかは地域によって異なりますので、お住いのエリアで契約できるプランをチェックしてみてください。


充電ステーションをお得に使う方法


コスト面では不利な充電ステーションですが、外出先での充電しなければならない場合もあるでしょう。ここで、お得に充電ステーションを利用する方法を紹介します。


会員制サービスへの加入


月額制の会員制サービスに加入することで、充電コストを抑えられる場合があります。毎月固定の会員費がかかりますが、1回あたりの使用料は安くなるため、外出先で充電することが多い方におすすめです。

逆に外出先で充電する機会が少ない場合は、固定費が無駄になってしまうケースもあるため注意しましょう。


公共施設や商業施設の無料充電ステーションを利用


一部の商業施設や公共施設では、集客や環境貢献のために無料の充電ステーションを提供しています。お出かけ先に合わせてルート計画を立てることでコスト削減になります。

最近では、カーナビやスマートフォンアプリで料金や空き状況といった充電スポット情報をリアルタイムで確認できるサービスも充実しているため、効率的な充電計画を立てやすくなっています。

無料の充電ステーションに併せて計画を立てるのは多少めんどうですが、活用できれば最もお得な充電方法です。


充電設備設置時のコストと工事


お得に電気自動車を充電するには、充電設備を設置し家で充電する方法がおすすめです。しかし、充電設備の設置には費用がかかります。


家庭用充電器の種類と選び方

家庭で設置する充電設備は一般的に普通充電器になります。普通充電器にも様々な種類があり、主に以下の3種類に分類されます。

壁付けコンセント・充電器は、家の外壁面に設置するタイプの充電設備で、比較的簡単に設置することができます。電源も建物内の配線だけで済むため、安価に工事できる傾向があります。しかし、駐車場が壁から離れている場合には使用できません。


自立式のスタンドタイプは本体価格も工事費も高額になる傾向がありますが、駐車場が家から離れている場合も設置可能です。


設置工事の費用は、家の電気設備の状況や設置場所などによって大きく変わるため、実際にかかる費用を知りたい場合は専門業者に相談しましょう。


設置工事における注意点と流れ


充電設備の設置には、いくつか注意する点があります。以下の項目を事前に確認しておきましょう。


  ● 電気容量の確認:電気自動車充電用に余裕があるか

  ● 設置場所の環境:屋内・屋外、雨風の影響

  ● 駐車スペースと充電器間:ケーブルが届くか、ケーブルにつまずかないか

  ● 管理組合の許可:マンションの場合は必須


充電器の設置は電気工事を伴うため、必ず専門の電気工事業者に依頼しましょう。DIYでの設置は危険なだけでなく、法令違反となります。


設置工事の流れは概ね以下の通りです。


1. 専門業者による事前調査

2. 見積もり・工事内容の確認

3. 必要に応じ電気契約の見直し

4. 設置工事の実施(半日〜1日程度)


設置工事にはまず事前調査が必要です。電気容量が足りるか、分電盤の改修は必要ないか、電源の配線ルートはどうするかといった詳細な工事内容を確認します。


電気容量が足りない場合は、先に電気契約を見直し、必要な電気容量を確保します。場合によっては、電気容量を増やすために工事が必要な場合もあります。


実際の設置工事自体は概ね半日から1日で完了します。


まとめ


電気自動車を購入するのであれば、家で充電するための充電設備の設置がおすすめです。外部の充電ステーションで充電することも可能ですが、コスト・利便性を考えると家で充電する方法にメリットがあります。初期投資はかかりますが、長期的に見れば経済的なメリットを得られるでしょう。


充電設備の設置は電気工事を伴うため専門業者でなければできません。当社では地域に根差した田工事会社として、電気自動車充電設備の設置工事を行っています。設置を検討されている方はぜひお気軽にご相談ください。


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